2025.08.06
厨房床が全面的に剥がれた現場で学んだ、材料調整の現場力💪
厨房床の「全部タイルが剥がれていた現場」で考えた、塗料と珪砂の“ちょうどいい関係”
厨房の床補修を担当したときの職人さんのお話です。
現場を見た瞬間、思わず声が出ました。
「あれ? 床、全部ない……?」
床一面のタイルが剥がれ、下地のコンクリートがむき出し。
一部が傷んでいることはよくありますが、ここまで全体的に剥がれていたのは初めての経験だったそうです。
■ 常に濡れている厨房=床の劣化が加速する環境 この現場は、長時間営業をしている店舗。 厨房内は水や油で常に濡れているため、目に見えない劣化が一気に進行していたと考えられます。 しかも、タイルが剥がれた分、床が他の場所より低くなっており、 そのまま塗装しても段差が残ってしまう状況でした。 ■ 塗料に珪砂を加えて「高さ調整」と「密着性の強化」 そこで私たちは、塗料に“珪砂”を加えて厚みを出し、傾斜を整える方法を取りました。 珪砂を入れることで、塗料の密着力と耐久性もアップします。 しかし、珪砂を加える量によって塗料の粘度が大きく変わります。 多すぎると硬くて扱いづらくなり、少なすぎると強度が出ない。 現場の面積、道具の扱いやすさ、そして職人の技量まで考えながら、「ちょうどいい配合」を見極める必要がありました。 ■ 現場ごとに「正解」は違う。それを選ぶのがプロの仕事 この現場で強く感じたのは、現場対応力の大切さです。 マニュアルどおりにいかないことの方が多い中で、 「この現場では、何が最適か?」を判断し、動く力が問われます。 同じ厨房でも、同じ床でも、「同じやり方」は通用しません。 だからこそ、私たちは一つひとつの現場に向き合って施工しています。 ■ お店の床、気になることはありませんか? 床が滑りやすくなっている タイルの剥がれが気になる 営業時間外で工事してほしい そんなお悩みがあれば、キューテックにぜひご相談ください。 見えない危険を、プロの目で見極め、安全な床に仕上げます。
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